最後にバーディーがドバドバッ。
松山英樹は地獄のコースで何を得たか

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 強風に全選手が頭を抱えた118回目の全米オープンを制したのは、通算1オーバーのブルックス・ケプカ。昨年大会に続く連覇となった。

「世界で最も過酷なゴルフの試練」などと呼ばれるこの大会とはいえ、4日間通しでアンダーパーがひとりもいなかったことが、例年にも増していかに過酷な条件だったかを物語っている。

 6度目となる全米オープンで、16位タイに終わった松山は何を得たのか。

「何もないです。最近、成績が出ていないんで、こんなもんじゃないのかなという感じです。(来週以降のスケジュールは?)わからないです」

 今後に向けて何も語らず、松山は試練の地を去った。

 次なるメジャーは、7月19日からの全英オープン。カーヌスティ・ゴルフリンクス(スコットランド)を舞台に、松山は日本人初のメジャー制覇に挑む。

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