14年前の全米オープン。丸山茂樹は
絶望的コースをどう攻略したのか
さて今年、14年ぶりにシネコックヒルズGCを訪れた丸山。コースに立つと、「ここに来たかった。この辺から打ったなぁ~とか、あのときの戦いを思い出す」と、当時の激闘を振り返りながら懐かしそうに語った。
そして、丸山はこう続けた。
「やっぱり自分ががんばれたところで、14年経った今、みんながどんなふうに"新しいゴルフ"をするのかを見たい。でも、今さらながら、このコースは本当にタフだな、と思う」
戦いのカギは「風」だと、大会スタート前に話していた。
「2004年の決勝ラウンドのような風が吹いたら、(このコースは)本当に厳しくなる。だけど、当時よりグリーンはずっと軟らかいから、風がなければ5アンダーぐらいは出ると思う」
今年も"風"が勝者を決めるのか。選手たちにとって全米オープンは、やはりコースとの戦いだ。
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