【木村和久連載】アマチュア競技の
「ぼっち感、ヘボ感」で人生を知る

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(4)結果発表
 試合が終われば、順位が発表されます。当然、我々は下から数えたほうが早い順位となって、改めてそのことに慄(おのの)きます。

 明らかに場違い感が漂うわけで、いたたまれなくなります。風呂に入る余裕もなくなり、さっさと会場を後にします。

 練習する気力もなく、むしろお姉ちゃんのいる店に行き、癒しを求める......って、そのほうが多いかなぁ。

 競技に出るのは、ある意味、非日常の緊張感を得るためには、有意義な行動です。けど、レベルが違いすぎるのもね。

 やはりここは、自分の実力に見合った競技に出る。それが、精神衛生上、よろしいようです。

◆マスターズで自信のタイガー・ウッズ「休みは終わりだ、戦いに戻る」>>

◆リゾートコースでは、どうして叩いてしまうのか?>>

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

『ヘボの流儀~叩いても楽しいゴルフの極意』3月5日発売
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