2018.04.19

【木村和久連載】ショーアップ化のため
「ゴルフスタジアム」の建設を!

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 夏は神宮球場でやっているヤクルト戦の歓声を聞きながら、ゴルフの練習をする。これもまた楽しい。

 昔、近所に事務所があったときは、よく行ったものです。あの独特の雰囲気はたまらない魅力です。練習後のビールもまた旨し、ですか。

 アメリカのコースで断然に面白いのは、PGAツアー、フェニックスオープンの会場となっているTPCスコッツデール。とりわけ、16番のショートホールは圧巻です。

 松山英樹選手が連覇(2016年、2017年)を遂げているこのトーナメントには、毎年多数のファンが来場。大会を通しての入場者数が50万人超えと、ケタ違いです。

 そして、その会場の名物ホールが、およそ160ヤードほどの16番パー3。ホールを囲むようにして3階建てのギャラリースタンドがあって、同スタンドだけでおよそ2万人以上が収容できるそうです。ひとホールあたりですよ。

 さらに、そのスタンドの上層部には『スカイボックス』と言われるVIPスペース(※30人ぐらい入れる、食べ放題・飲み放題のボックス)が200個もあり、ひとボックスが500万円弱で販売されているとか。それだけで、10億円近い売り上げですよ。いやはや、なんとも......。

 日本で一番有名なトーナメント会場のショートホールと言えば、東京よみうりカントリークラブの18番ホールですよね。クラブハウスの真下にあって、グリーン周りがちょうど、すり鉢状の芝生スタンドのようになっていて、トーナメント開催時には数千人のギャラリーで埋まります。

 でもそこは、たまたまそうなっただけで、狙って作ってはいませんけどね。

 そもそも、東京よみうりカントリークラブはある時期、アウトとインを入れ替えていますから。今では超盛り上がっている18番ホールですが、実は9番ホールだったのです。