【木村和久連載】ショーアップ化のため「ゴルフスタジアム」の建設を! (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 一般的にゴルフを簡易にするとき、飛ばないボールやクラブにして、短い距離で楽しむアイデアがあります。グラウンドゴルフやスナッグゴルフ、ミニゴルフなど、実際に行なわれているものもたくさんあります。

 けど、個人的な感想では、満足感はイマイチです。やはり、通常のゴルフボールと自分のギアを使ってゴルフをしたいのです。

 そもそも、日本にはショートコースがたくさんありますから、そこでミニゲームをしたほうが、簡易ゴルフよりも楽しいと思います。

 ただ、ショートコースではドライバーを思い切り打つことはできませんから、それが不満に思う方も多いでしょう。結局、ゴルフはドライバーで思い切りボールを打って、しっかりラウンドしてこそ、みなさん満足するのかもしれません。

 そうなると、ゴルフの簡易版、さらにはショーアップや多様性を考えるなら、プレースタイルよりも、コースのほうで考えたほうがいいかもしれません。

 簡易版コースの最もポピュラーなものは、9ホールのコースです。多くの場合、グリーンが2つあって、それをアウトとインに分けてラウンドすれば、18ホールラウンドできるという計算になります。

 実際、そういうコースに行きましたが、プレーとしては通常の18ホールのコースを回るのと遜色ないです。ときどき渋滞する以外は、楽しくラウンドできました。

 一方、こういうコースもありました。なんと、ティーグラウンドにグリーンがあるコースです。

 どういうことかというと、ティーグラウンドとグリーンが対(つい)になっていて、逆方向からもラウンドできるのです。つまり、18ホールあったら、36ホール分楽しめるのです。

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