【木村和久連載】どうして最近、若いキャディーさんが増えているのか? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そのため、他のコースで偶然に出会うこともあります。「じゃあ、指名できるの?」と聞くや、「そういう制度はないですけど、必ずそのコースに行ってキャディー付きプレーをするのであれば、『知り合いのお客さんが来るから』と言って、そこで担当することはできます」とのこと。

 そういうキャディーさんもいしました! いやぁ~、指名できるなんて、まさにキャバクラ。「今度、必ず指名するからさ」と言って、キャディーさんとラインのやり取りもできるってことです。

 そういえば以前、取材がてらメアドを交換したキャディーさんがおり、あとで連絡を取り合いましたが、結構ぶっちゃけた話を聞けて面白かったです。

 プロを目指す研修生がいるコースでは、やはりそちらの方々と恋仲になる確率が高いようです。もちろん、メンバーさんとの恋愛もこっそりしているとか。なかなか、みなさんお盛んのようです。

 また、友だちがキャディーさんと知り合って、仲良くなったことがあります。そのときの口説き文句は、「東京に遊びにおいでよ。いろいろと案内するから」だそうです。

 関東近県の女の子なら、ときどき東京に出て来て買い物をしますもんね。そのついでにデートをするわけです。うまいこと考えますな。

 女性キャディーのことばかり書いていると、どこからかお叱りを受けるかもしれないので、男性キャディーの話も少々。

 たまに若い男性のキャディーさんがおります。それは、コース所属の研修生だったり、大学ゴルフ部のアルバイトだったり、昔どこかのゴルフ場に所属していて、それからフリーになってキャディーをしながらゴルフの練習に勤しんでいる人だったり、という人が多いです。

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