復帰した松山英樹。マスターズを前に「身体とゴルフ」の現状を明かす (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 予選ラウンドは、復調著しいタイガー・ウッズ(アメリカ)と、ジェイソン・デイ(オーストラリア)という豪華な顔ぶれと同組でプレーした。おかげで、大ギュラリーに囲まれての騒がしい状況にあったが、初日は1イーグル、3バーディー、3ボギーの「70」。2アンダー、22位タイとまずまずのスタートを切った。

「(復帰戦の初日を終えて)まあ、こんなものかなと。いいところもありましたし、悪いところもたくさんありましたけど、アンダーパーで回れたのはよかった。本音も言えば、もっと静かなところ(組み合わせ)で回りたいですけど(笑)、こういうメンバーで回れたからこそ、こうやっていいプレーもできたと思うので、それはよかった。

 ショットについては、昨日の練習でだいぶいい感じに打てていた。今日もうまく打てていた部分もありますけど、練習をしていない分、チャンスにつくショットが少なかった。合わせられるショットがぜんぜんうまくいかなかったですね。

 それでも、フルショットに関しては曲がっていますけど、芯に当たっていた。スイングのどの部分を調整したらいいか、という状態になってきているので、いいかなと思う」

 2日目は初日と同様、ショートゲームは冴えていたが、ショットが乱れて苦戦した。4バーディー、4ボギーとスコアを伸ばせず、順位は31位タイに後退した。

「いいところを探すのが大変ですけど、10番のチップインといい、チッピングは少しずつよくなっている。ただ、ティーショット、アイアンショットはぜんぜん内容が伴っていないし、パッティングも自信がないような感じで打っているので入らない。それが、ショートする原因だと思うので、早く自信をつかめるようにしたい。

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