タイガー・ウッズの豪邸に「秘密基地」が。親友が明かす、復調の理由 (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 現在、42歳。4度の腰の手術を受けたあと、これだけのスピードが出たことに対して、誰よりもウッズ本人が驚いていた。

「(最速を記録したスイングスピードについて)理由はわからないんだ。わかっていたら、正直に話すよ(笑)。以前は、43インチ半のスチールシャフトを使用していて、今は断然軽く、やや長くなったシャフトに変えたけれども、それでもこれだけ速く振れる要因は、僕にはわからない。

 これまでは、僕の体内はずっと痛みを抱えていたから、きっと自分でもどこかで動きを抑えていたのかもしれないね。それにしても、今はそんなにハードに振らなくてもこんなにスピードが出ているのだから、自分でも本当に驚いている」

 今大会ではショットの他にも、チップショットとパットのショートゲームが際立っていた。グリーン周りにおける寄せの貢献度は、4日間を通して+1.241で8位。パット数は最終日こそ「32」と振るわなかったが、初日から3日目まで「25」、「26」、「28」と好調だった。

 今ひとつだった最終日でも、終盤の17番では10m以上の下りのパーパットを沈めた。その瞬間、ウッズが首位と1打差に迫ったこともあって、コース中に大歓声が響き渡った。

 数年前に復帰した際には、チップショットに関しては「イップス」と囁かれるほど苦戦していたウッズ。しかしそれも、腰の痛みが原因だったという。ウッズが当時を振り返る。

「(腰の)痛みを最も感じないのは、ドライバーショット。腰をかがめなければいけないチップ、パットが最も大変なプレーだった」

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