【木村和久連載】「名門クラブ」と「名コース」の違いって何なのか? (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 一方、関西に行けば、日本最高峰の難易度を誇っているコースがあります。兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部です。なにしろ、コースレートが「77.4」って、プロが回っても78ぐらいは叩くってことですから。

 設計は、ロバート・トレント・ジョーンズJr。彼は関東じゃあ、オーソドックスなコースを作っていて、オーク・ヒルズカントリークラブ(千葉県)や軽井沢72ゴルフ(長野県)などが有名です。けど、関西じゃあ、暴れ馬みたいなコースを作っているんですね。

 こうしたバブル以降の外国人設計家のコースは非常に面白いのですが、コースの経営者が代わったりして、名門倶楽部として残っているゴルフ場は少ないです。

 とはいえ、コースとしては面白く「名コース」と言えます。どうせ、我々は名門倶楽部にはなかなか行けませんので、そんな名コースに行って楽しみましょうか。

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木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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