【木村和久連載】ゴルフに「平等の精神」なんて本当に存在するのか (5ページ目)
(4)絶対的ヒエラルキーの存在
結局、日本の名門コースなんて、会社の社長や役員などのVIPな連中がクラブハウス内で親睦を深めているだけです。昔から言われているでしょ、「金持ち、喧嘩せず」ってね。
そういうメンバーの集まる場所に、ネットで申し訳なさそうに予約して、プレーさせてもらっている我々ビジターは、完全によそ者です。井上雄彦先生の作品名を借りれば『バガボンド』、イーグルスの歌で言うと『デスペラード』ですよ。
いつか暴動を起こして、革命をしてやる......って、それはやりすぎでしょう。
というわけで、日頃のゴルフのうっぷんを晴らしたい人は、『ヘボの流儀』を読んで、スカッとしてください。不思議と、下手でも幸せな気分になれる本ですよ~。
◆潰れそうなゴルフ場をまるごと1億円で買うと、どうなっちゃうのか?>>
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
『ヘボの流儀~叩いても楽しいゴルフの極意』3月5日発売
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