【木村和久連載】オヤジたちは、なぜ高反発クラブを使わないのか? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 じゃあ、どうしたら高反発クラブを普及させられるのか?

 みんなが打ちやすい環境を整備し、高反発クラブを使用しても卑怯者じゃなくなればいいのです。

 その具体的なプランを提示します。

(1)コンペで「高反発クラブ使用可能」と一文を添える

 新しいドライバーをお披露目すると、「いいなぁ~、ちょっと打たせてよ」となりますが、高反発ドライバーをこれみよがしに見せると、反応はさまざまです。

「オレも欲しかったんだ」という人もいますが、逆に怒り出す人もいます。「そんなのはゴルフじゃない」「ずるい人とはニギリません」みたいな扱いを受ける場合もあります。

 じゃあ、どうすればいいのか?

 コンペの案内欄に、ルールやマナーを書いていますよね。「本日はOKあり。スルーザグリーン、6インチリプレースでお願いします」とか。そこに細則として、「このコンペは高反発クラブ使用可能です」と加えればいいのです。

 もちろん、プライベートのコンペですから、最初から高反発クラブを使っても何ら問題ありません。だけど、精神的な抵抗がある。そこで、「錦の御旗」よろしく、コンペの幹事がお墨付きを与えればいいのです。

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