松山、トーマス、スピース。「ヤングガン」が掲げた2018年の目標 (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 一方、松山のライバルたちは、どんな目標を掲げたのだろうか。

 昨季は"松山キラー"とも呼ばれ、全米プロでメジャー初勝利を飾るなど、年間5勝を挙げたジャスティン・トーマス(24歳/アメリカ)は、「今年は予選落ちをなくしたい」と意外にも地味な目標を掲げた。

 ちょうど1年前のこの大会でも、松山と優勝争いを演じたトーマス。最後の2ホールでバーディーを奪い、猛追する松山を振り切って勝利した。その翌週のソニーオープン・イン・ハワイでも、初日に「59」をマークするなどして、2週連続優勝を遂げた。

 しかし、その後の5試合で3度の予選落ちを喫した。さらに、6月末からは3試合連続予選落ちという屈辱も味わった。

「あの予選落ちが、ものすごく僕を苛立たせている」

 そう言って、トーマスは顔を歪めた。その姿を見れば、今年の目標が「予選落ちしたくない」というのもわからなくはない。

 実は、トーマスは具体的な数字の目標をたくさん作っていることでも知られている。昨季も、細かく記したその目標を自身のスマートフォンに入力し、ひとつひとつ、達成に向けて励んできた。そのスタンスは、今年も変わらないという。

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