【木村和久連載】ビジター全盛の今、カントリー倶楽部のあり方とは? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(2)平日のみパブリック扱いにする
 内容は(1)と一緒で、平日はうるさく言わない。けど、土日などメンバーが多い日は、メンバーシップのルールに従ってもらう。これは、わかりやすいです。

 メンバーシップの月例競技や理事長杯などのイベントも、たいがい土日ですから、そこだけメンバー天国にすればいいのです。客の入りが悪いコースの平日は、メンバーもほんと少ないですし。

 そもそも、大半の社会人が平日ゴルフなんてしませんから。土日の優先予約があって、競技も土日にあるからメンバーになるのです。そこを汲んであげましょう。

(3)セミパブリック宣言をする
 カントリー倶楽部の名前はそのままにして、誰でも普通に予約できますと宣言すればいいのです。さすれば、みんなが気軽にゴルフができて、敷居も低くなって結構なことじゃないですか。

 そうやっているコースは、それなりにあります。表面上はメンバーシップをうたって、セミパブリック宣言はしていませんが、予約受付のところに「誰でも気軽に予約できます」と書いてあったりします。

 あとは、ネットメイトみたいな、無料の登録制にしているところがあります。

服装などのマナーに関しては倶楽部側がどう対処するか、でしょうね...服装などのマナーに関しては倶楽部側がどう対処するか、でしょうね...

 何はともあれ、これだけゴルフが大衆化していると、堅苦しいことはナシにしてほしいと思うのです。

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