今からゴルフで世界を目指せる!
「ピッチ&パット」とは何なのか?

  • text by Sportiva  スギゾー。●撮影 photo by Sugizo  撮影協力/緑野ゴルフクラブ

連載終了後も腕を磨いているという白石さん連載終了後も腕を磨いているという白石さん――三浦プロ、いまワールドカップ開催に向けて、お忙しいのでは。

三浦辰施プロ(以下、三浦) 来年9月に北谷津ゴルフガーデン(千葉)で行なわれるのですが、今月上旬、ワールドカップ代表選手10名が決まりました。

 世界から選手やスタッフが来ますので、受け入れの準備も大変です。競技者にルールを英語で説明できる人を揃えなくてはいけませんし、大会後には必ず晩餐会があるんですけど、そういう用意もしなくてはならないので。

白石 日本で世界大会開催、すごいですね。どれくらいの国が参加するのですか?

三浦 いま、協会はイングランドをはじめ、ヨーロッパを中心に30カ国ほど加盟していて、どんどん増えている状況です。最近、中国も加盟しました。

白石 私はショートコースを回るのが初めてなんですけど、「ピッチ&パット」はふつうのゴルフとルールの部分で違う部分はありますか?

三浦 ないです。ルールはゴルフと同じです。ただ、使えるクラブはパターを含めて、3本のみです。距離は最大で100ヤードですが、バンカーもあるし、コースによっては池越えもあります。寄せるのに上げるのか、転がすのか。どの3本を選ぶか、人それぞれですね。

白石 ショートコースはカジュアルな印象がありますが、マナーなどは?

三浦 服装は基本自由です。TシャツもOKですし、私がイタリアの大会に出たときはジーンズでプレーしていたおじさんがいましたね。一方で「これはきちんとしたゴルフ競技」と考える人もいて、ガチなゴルフウエアを着ている人もいました。靴も、私は今日、スパイクを用意しましたが、芝を傷めるものでなければ、どんなものでもいいです。

 クラブは3本でOK、服装も靴も自由だから新たにいろいろ揃える必要がない。荷物も少ないので、電車やバスで移動ができる。さらにショートコースはプレーフィーも安い。始めるのにハードルが低いんです。

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