ミケルソン、マキロイ、タイガーほか、
来季のキャディーにドラマあり

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 その後、11月に行なわれた母国のオーストラリアオープンでは、幼少の頃からの親友であるルーク・リアドンにバッグを担いでもらった。その際、「いいイメージがたくさん戻ってきた」というデイ。そのままラリアドンに、フルタイムでキャディーを務めてもらうこととなった。

 2017年当初は世界ランキング1位だったデイだが、現在は12位。新たな年を迎えてからは、親友とともに再び世界一の座を目指すことになる。

 さて、先日およそ10カ月ぶりに競技ゴルフに復帰したタイガー・ウッズ(41歳/アメリカ)のキャディーは誰が務めるのか。実は、故障前もウッズのバッグを担いできたジョー・ラカバが、ウッズの帰りをじっと待っていたのだ。

 ウッズはリハビリ中、ラカバにこう伝えていたという。

「もし若い選手のバッグを担ぎたかったら、ツアーに戻っていいんだよ。でも、僕が競技に戻ったときには、僕のバッグを担いでくれたらうれしい」

 しかし、ラカバは「ノー、ノー。僕はタイガーの復帰を信じて待っている」と言って、ツアーに戻って他の選手のキャディーを務めることはなかった。ウッズの"相棒"として、彼の復帰を疑わず、これまでずっと待ち続けていた。

「ジョーがどれほどツアーに戻りたかったか、僕は知っている。それは、僕も同じだから」

 ウッズはそう語って、ラカバの忠誠心に感謝した。

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