ミケルソン、マキロイ、タイガーほか、来季のキャディーにドラマあり (2ページ目)
翻(ひるがえ)って、幼少の頃からの親友をキャディーに起用するのは、ロリー・マキロイ(28歳/北アイルランド)と、ジェイソン・デイ(30歳/オーストラリア)のふたりだ。
マキロイは今年7月、ロイヤルバークデールで行なわれた全英オープン後に長らく連れ添ったキャディー、JP・フィッツジェラルドを解雇。マキロイはその理由をこう語った。
「ミスショットや間違った選択をしたときに、自分自身よりもキャディーに苛立った。本来は、自分に怒らないといけないのに......。これではダメと思ったんだ」
こうして変革を求めたマキロイはその後、ジュニア時代からともに戦ってきた親友のハリー・ダイアモンドを相棒に指名した。そして、マキロイもミケルソンと同じように、そのダイアモンドを来年から正式なキャディーとすることを発表。親友とのタッグで、マキロイも悲願のマスターズ制覇を果たしての"生涯グランドスラム"に挑戦することになる。
片や、デイも9月に「つらい決断」を下した。長年ともに戦ってきたキャディーでもあり、コーチでもあるコル・スワットンと、キャディーとしてのコンビを解消することとした。デイが語る。
「今年に入って、(キャディーに対して)何かわだかまりを感じていた。僕のプレーがうまくいっているときはよかったが、乱れ始めるとその気持ちを抑えることが難しくなった。でも、コルは僕がゴルフを始めた頃からの師。これからも、自らのコーチであることは変わらない」
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