【木村和久連載】ゴルフレッスンも「オレ流」時代へ。それでいいのだ (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 でも個人的には、サンドウェッジを開いて打つとシャンクばかり。バンカーを脱出する以前に、ゴルフになりません。ゆえに、そのときも自分はサンドウェッジを開いて打つのは苦手なんですが......的な話をチラッとしたのですが、「ゴルフはそうなっているから」と、そのレッスンプロはまったく取り合ってくれませんでした。

 心の中では「だからぁ~、フェースを開いて打つと、そもそもボールが当たらないって言っているでしょ」「そんな下手なやつには教えることができないですかね」と毒づいていましたけど。

 ちなみに、私はバンカーショットでは、サンドウェッジでそのままボールを打ちます。しかも、柔らかい砂用と硬い砂用の2タイプのウェッジを用意して使い分けています。

 バンカーに足を踏み入れて、シューズが埋まるようだったら、それは柔らかい砂。そのときは、ウェッジの後ろ側にある錘(おもり)みたいな塊、すなわちバンスのデカいウェッジを使います。

 現在使用しているのは、バンス角14度で、かなり分厚い構造になっています。それを、ただ振り下ろせばいいんです。それで、バンカーからは十分に脱出できます。

 逆に、雨上がりなどで砂が硬くなっている場合は、バンスの小さいウェッジでそのまま打ちます。硬い砂の場合、バンスがありすぎると、跳ね返ってホームランになることが多いからです。

 あと、グリーンまで50ヤードぐらいの中途半端なバンカーショットは、ピッチングで打ちます。普通にハーフショットすれば、そこそこうまく出せます。

 これが、私の自己流バンカーショットで、みなさんに公開したら、結構喜ばれました。

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