【木村和久連載】チャリティーゴルフはどこまで豪快に寄付集めできるか (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 また、コンペで盛り上がるのは優勝者を予想する賭け事、俗に言う「トトカルチョ」というやつです。ただし、これは違法行為です。例外的に競馬場で1位や2位にくる馬を予想して馬券を買うのは、公営ギャンブルだから問題ないのです。

 ということは、監督官庁にさえ届け出れば、チャリティーコンペなら「トトカルチョ」をやってもいい、という可能性はあります。いや、そういう制度を作ってもらいましょうよ。

 もちろん、税金や寄付金をたんまり払うのが前提です。例えば、総額100万円集まったら、的中者への配当金は20万円ほどで、残りは10万円を税金として納め、70万円を寄付するというのはいかがでしょうか。しかも、的中者への配当金は商品券などにしてスマートに戻すのです。

 チャリティーというのを大義名分として、なんとか例外措置でOKをもらえたりしませんかね。

 まず、手始めにタレントやプロが参加する「プロアマ」などで実施。主催者が出走表を作って枠順を決め、連勝複式で賭けてもらう。チャリティーゴルフの参加者だけでなく、ホームページで公開して全国的に投票を呼びかければ、かなりの人がそのトトカルチョに乗っかってくれるのではないでしょうか。賭けたお金の7割がチャリティーとして寄付されるなら、喜んで参加してくれる人も多いと思います。

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