【木村和久連載】ゴルフの「プレー以外で遭遇する」トラブルあるある (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 さらに、某コースでの出来事です。コースの練習グリーンでパターを打っていると、ドカーンとすごい衝撃音が聞こえてきました。なんだなんだと音のしたほうに行ってみるや、玄関前で交通事故が......。近くには人が倒れていました。

 ある車がすごいスピードで玄関前のロータリーに入ってきて、止まっていた車にぶつかったのです。「ひどいねぇ」と近くにいたキャディーさんに言うと、「○○さんは、いつもそうなの。すごいスピードで玄関前に入ってくるから、毎回ハラハラしていたのよ」だって。

 おいおい、それじゃあ、事故は起こるべくして起きたんじゃないか!? いやぁ~、世の中には"怖いメンバー"さんがいるもんですね。世間が注目している危険運転を何年も前から実践しているなんて......。そういう人は「出入り禁止」にしてほしいです。

 ぶつかると言えば、これはプレー中の話になってしまいますが、打ったボールが人に当たる事件も多発しています。ちょっと前にも、飛んできたボールが目に当たって視覚障害になり、裁判沙汰になっているというニュースがありました。

 最近はセルフプレーが多いのですが、隣のコースに打ち込んでも「ファー」と大声を出さないビギナーが多いです。だから、ボールが当たるんだと、結構問題になっています。

 以前、同伴プレーヤーが隣のコースに打ち込んで人に当ててしまい、すごく怒られました。そのとき、私も「ファー」と叫べばよかったのですが、てっきりそこは林だと思っていたのです。林らしきところのその先に、まさかコースがあるなんて思いもしませんでした。そういうレイアウトには、ぜんぜん見えなかったんですよね。

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