松山英樹とトランプ大統領のラウンドを、海外メディアはどう伝えたか (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 試合の緊張感とはまた違ったプレッシャーがあったようだが、ラウンド後の松山は、はにかんだ笑みをこぼした。その表情からは大役を果たした達成感が滲(にじ)んでいた。

 これまでも、トッププロと何度か一緒にプレーしてきたトランプ大統領。ともにプレーした選手たちは、大統領とのラウンド後にどんな感想を述べたのか、最後にそのコメントを紹介したい。

 昨年の12月23日、タイガー・ウッズ(アメリカ)がフロリダ州ウエストパームビーチのトランプ・インターナショナルGCで、大統領就任直前のトランプ氏とラウンド。ウッズはこう語った。

「大統領の飛距離には驚いたよ。70歳(当時)であれだけしっかり打てるのはすごい」

 今年2月11日、安倍首相が訪米してトランプ大統領とプレーした際には、アーニー・エルス(南アフリカ)がラウンドパートナーを務めた。そのときは、フロリダ州のトランプ・ナショナルGCジュピターで18ホールをプレーした(その後、安倍首相とトランプ大統領のふたりは、大統領専用車で移動して、ウッズとプレーしたウエストパームビーチのゴルフ場でも9ホールをこなした)。エルス自身もエンジョイした様子でこう語った。

「大統領、安倍首相、そしてクラブのプロの3人対僕という形でマッチをしたんだ。結果は引き分けだった。素晴らしいリーダーとプレーできて、こんなに光栄なことはない」

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