地球レベルの注目度。米メディアはこの1年、松山英樹をどう伝えたか

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Golffile/AFLO

 世界選手権シリーズ(WGC)2勝を含めてツアー3勝を挙げて、トップ10入りは7回。獲得賞金はおよそ838万ドル(約9億4000万円)に達して、賞金ランキングは4位だった。そして、フェデックスカップランキング8位というのが、2016-2017シーズンの松山英樹の成績である。

 残念だったのは、最後のプレーオフ。フェデックスランキング1位で突入したものの、「(シーズン終盤は)自分の思ったプレーができなかった。それもあって、疲れをすごく感じていた」と、プレーオフ4試合での松山は精彩を欠いていた。いい形でシーズンを締めくくることができなかったのは、松山としても不本意だっただろう。

 それでもこの1年、"Hideki Matsuyama"の名前が世界中にとどろいたのは事実だ。全米のみならず、世界各国のメディアにおいて、その名が何度となく紙面を飾ってきた。

米国メディアでの注目度も増している松山英樹米国メディアでの注目度も増している松山英樹 そこで今回、そうした紙面の主な見出しや、松山を評する際立った言葉をピックアップ。この1年、松山が海外メディアからどう見られ、どう評価されてきたのか、振り返ってみたい。

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