【木村和久連載】昭和の「ゴルハラ」おやじ、今も近くにいませんか? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

●わざと誤球させる
 これは、高等テクニックです。真意はわかりませんが、明らかに誤球を狙っているんじゃないの? 的な行動を取る方がいます。

 例えばティーショットを打って、同伴メンバーと似たような位置にボールが飛んだとしますよね。で、そういう怪しい行動を取る方は、先にボールのところに行って立っているわけですよ。さすれば、残っているボールが自分のだと誰もが思います。

 そしてそのとき、ボールをさして確認もせずに打ったりしてしまうと、その怪しい方から声がかかります。「あれ? ひょっとして、今打ったボールは僕のかも」って。

 つまり、最初から誤球をさせようとして、わざと自分のボールじゃないところに立っていたわけです。そうして、あえて自らのボールを同伴メンバーに打たせて、その直後に誤球を指摘してきます。まさに策士ですねぇ~。

 他のメンバーに誤球をさせてリズムを狂わすのが狙いなんでしょうが、そのメリットがよくわかりません。単なる嫌がらせにしか思えませんよ。

●パットマークでの嫌がらせ
 嫌がらせと言えば、パットをするとき、わざとドでかいカジノチップを置いて、素知らぬフリをする人がいますよね。こちらが「よけてください」と言うまで、よけない人がいるんですよ。

「よけてください」と言うと、「まあ、そこに打ったら、まずカップに入りませんね」とか解説したりして......。あんたは、解説者の戸張捷さんかよ!?

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