松山、スピース...世界の強豪が集う、PGAツアーの日本開催はあるか (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 日本はもともと「ゴルフ大国」と考えられていて、実際に他のアジアの国々に比べて、ゴルフ人気は以前からかなり高かった。ただ、国内に成熟したツアーがあるため、ファンの目が海外に向くことが少なかった。選手も同様で、韓国勢に比べて、海外ツアーを目指す選手が少なかったという現実がある。

 とはいえ、今は違う。石川遼が登場し、松山英樹の活躍もあって、日本のゴルフファンの関心は海外に向いている。PGAツアー関係者が言う。

「現在は、松山英樹が世界ランキング2位となり、毎週のように優勝争いに加わって、PGAツアーへの注目が日本国内でも高まっている。日本はもちろん、アジア戦略の大きな軸だ」

 2020年には東京五輪が開催されることとなり、世界中から大きな注目を集める"ジャパン"。PGAツアーが、そこでのツアー開催を目論むのは当然のことというか、自然な流れだろう。

 まずは、今週のJAL選手権。ベテランプレーヤーたち"妙技"によって、大会が大いに盛り上がることを期待したい。

■ゴルフ 記事一覧>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る