「少し太った?」と言われる香妻琴乃。心身の改善でツアー初優勝は近い (2ページ目)
少しずつではあるが、調子が戻りつつあることは確かなようだ。それでも、前半戦の出来について、香妻は「30点」と辛口の点数をつけた。及第点には程遠い。残りの「70点」については、こう説明した。
「どうしても試合中に焦ってしまうので、もっと余裕を持ってプレーできるようにしたい。そういう気持ち的なミスはなくしていきたいですね。それと、バーディーをもっと取らないといけないと思っています」
具体的には、どういったシーンで焦ってしまうのだろうか。
「例えば、初日に『伸ばしたい!』と思う気持ちが強いと、ボギーをひとつでも打ちたくないと思ってしまうのですが、そこでもう少し余裕を持ってやれればいいな、と感じています。ボギーを打っても、すぐに気持ちを切り替えて『(その分)バーディーを取ればいいや』という余裕があれば、もっと攻めていけると思っています」
結果を求めるあまり、ついプレー中に焦ってしまうという香妻。ラウンド中の表情を見ていると、終始冷静に、淡々とプレーしているように見えるが、内面は意外にも繊細で、状況によって気持ちが揺れ動いているようだ。
「プレーが終わって振り返ると、そう(焦りがあったと)感じるんです。プレー中は『大丈夫。バーディーをすぐに取ればいい、取ればいい』と思っているんですけど、(その思いとは裏腹に)きっと焦っているんでしょうね」
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