全米プロ、松山英樹がメジャー優勝に最も近づいた4日間を振り返る (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 前週の世界選手権シリーズ(WGC)ブリヂストン招待で優勝し、今季3勝目を飾った松山。最終日にはベストスコアのタイ記録となる「61」をマークするなど圧巻のゴルフを見せて、この全米プロへの期待は一層高まっていた。実際、現地アメリカでも優勝の最有力候補に挙げられ、日本に限らず、世界中のファンやメディアが松山の動向に注目していた。

 迎えた初日、6バーディー、5ボギーと出入りの激しいゴルフとなったが、1アンダー、15位タイとまずまずのスタートを切った。

「今日は練習場でも(ショットの調子が)よくなかったので、とりあえずフェアウェーにいってくれればいいな、と。そんな中、(ティーショットが)ファーストカットに止まってくれていた分、よかったなって感じ。まあ、流れがね、悪くなればボギーを打ちますし、よければバーディーが取れますし、そんな感じの1日でした。いいところも悪いところもあったけれど、いい出だしだったんじゃないかと思います」

 2日目は、7バーディー、ノーボギーという素晴らしいプレーを披露。この日のベストスコア「64」を記録して、トップに並んだ。

「今日はいいパッティングができました。その分、ショットがぶれてグリーンを外しているので、ショートゲームに助けられたという感じです。とんでもないショットがいっぱいあったので、ほんと、よくノーボギーで回れたなっていう印象がありますね。まあ、メジャーということで、自分も少なからず緊張するので、(首位に立って)残り2日間、どういうプレーができるのか、自分自身、楽しみです」

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る