コーディネートもバッチリ。青木瀬令奈がツアー2勝目へ準備万端 (4ページ目)
「前は私も見られるのがあまり好きではなかったんです。でも、データを見ると、自分は1番、9番、10番、18番のボギー率が低いんです。応援してくださる方が多いと自分もがんばろうって思えるし、実際、結果にもつながっています。今はギャラリーの応援に応えるためにどうしたらいいのかっていうのも考えていて、声援に大きく手を振ってみたりしています(笑)。『ドラゴンボール』の元気玉じゃないですけど、みなさんの応援や『がんばって』と声をかけてくださる熱意が、そのゲームの流れを変えてくれると思うので、すごく大事に思っています」
3年前、成田と香妻が争う中、そこに自分がいない悔しさを噛みしめた。
しかし、今、青木は83期生の中でも先頭集団を走るひとりとなり、親友の成田を追い越す勢いがある。もちろん他にもライバルは多いが、2ヵ月連続で優勝を果たす可能性は十分にある。
「最終日15位内にいるとチャンスがあると思うんです。そこから勝つためには攻め切るしかないです。(ホステスプロの)私もここで勝たないと、というのもあるので(笑)。ここで勝てたら、みなさんに最高の恩返しになるし、大会も盛り上がると思うんです。最後、優勝スピーチで『お疲れサマンサ』って、今年は私が言いたいですね」
何度も口にした「攻めの姿勢」その気持ちと今年培ってきた自信が合致すれば、最終日、最終ホール、多くのギャラリーの前での青木のガッツポーズは必然になるはずだ。
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