米国ツアーに対抗する欧州ツアー。大物・松山英樹の参戦が大ニュースに (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 今季、欧州ツアーにメンバー登録をしている谷原は、このロレックスシリーズに参戦。5月のBMW・PGA選手権では見事3位に食い込んだ。先週、パリ郊外で開催されたフランスオープンは予選落ち。今回のアイルランドオープンではその雪辱が期待される。

 松山はそんな谷原を追っての出場となったようだ。

「出場を決めた理由は特にないですけど、谷原さんに『(アイルランドオープンに)出ます?』って聞いたら、『(一緒に)出ようかぁ~』って(笑)。ロリーから声をかけられた? そんなわけないじゃないですか(笑)」

 世界ランキング2位の松山。それだけ"大物"の参戦とあって、地元ではトップニュースで取り上げられている。

 松山にしてみれば、2週間後に今季のメジャー第3戦となる全英オープン(7月20日~23日/ロイヤルバークデール/イングランド)が控え、アイルランドオープンに出場することは時差対策のうえでも十分なメリットとなる。英国で過ごすオフウィークには「(テニス)のウインブルドンでも見に行こうかな」と、リラックスムードにあるのも好材料だ。

 今大会の開催コースとなるポートスチュワートGCは、ロイヤルカウンティダウンやロイヤルポートラッシュと並ぶ、北アイルランドを代表するリンクスコースのひとつ。マキロイは、「本物のリンクスコースでの戦いは、相当面白いものになる」と、名門コースでの白熱した戦いに期待を膨らませる。

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