2勝目のスピースも復活か。松山英樹らランク上位勢が大舞台の激戦へ (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 少し不振が続くと、あっという間に順位が落ちてしまう世界ランキング。そういう意味では、現在2位と自己最高位まで浮上した松山英樹にとっては、1位の座に就く大きなチャンスを迎えている。もちろん、自身が不振に陥れば、ジョンソン以外の上位勢のポイントは僅差ゆえ、一気にランキングを落としてしまう可能性もある。

 さて、激戦の世界ランキングだが、いよいよ終盤を迎える今季に向けて、スピースはこう巻き返しを誓った。

「(今季のランキングにおいては)DJ(ジョンソン)、ヒデキ(松山)、JT(ジャスティン・トーマス)が複数勝利を挙げているから、メジャーか、WGC(世界選手権シリーズ)の大会で勝利しないと、なかなか彼らに追いつくことはできない。でも、これから大きな試合が続く。そこが勝負の正念場だ」

 確かに、全英オープン(7月20日~23日/イングランド)、WGCブリヂストン招待(8月3日~6日/オハイオ州)、そして今季最後のメジャー全米プロ選手権(8月10日~13日/ノースカロライナ州)と、7~8月には大舞台が目白押し。王者争いは、まさにこれからは本番となる。

 上位勢が再び復調して躍動するのか。あるいは、思わぬ新鋭が一気に台頭してくるのか。一段と熾烈さを増す、真夏の熱い戦いから目が離せない。

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