【木村和久連載】タイガー・ウッズ逮捕に思う、飛距離志向にはご用心 (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 腕を垂らして、前後左右に揺らしたり、円を描いたり、それを50回くらいやって終わりですが、肩がギリギリと鳴るので驚きです。大丈夫か? 脱臼しないだろうな、と最初はびくびくものでした。要は、あまり使わない部分を緩やかに伸ばしているから、音が鳴るんですね。

 その後、前屈をやったり、素振り棒の短いやつをブランブラン振ったりしています。これは、スイング軌道を作るというより、腕の可動域を広げるための運動です。

 どうです? ボールを打つ前にやることがいっぱいありすぎて、なかなかラウンドまでたどりつけません。結果、無駄なお金を使わなくなった......って、そこか、メリットは!?

 何はともあれ、健康な体作りで必要なのは、ラウンドの回数を増やすより、日々のこまめな体操や運動の実践、それだったんですね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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