【木村和久連載】タイガー・ウッズ逮捕に思う、飛距離志向にはご用心 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そもそも練習嫌いで、ゴルフにおいては努力も嫌い。そんなですから、「飛ばなくても結構」と思うようになったのです。いつの間にか歳をとって、「飛距離を伸ばす」という攻めの思想から、とりあえず「ゴルフのできる体を維持する」という守りを固める戦略が先決になった、とも言えますけど。

 さて、こんな状況で我々がやるべきことは何でしょうか?

 ゴルフの練習については回数を半分に減らして、その分、ストレッチや体操、ヨガみたいなのをやったほうがいいです。それほど練習場にはいかないと思いますが、仮に週1回は練習場に行くなら、それを隔週にしましょう。そうして、余った時間を健康維持、体質管理、ストレッチなどの時間に費やす。これが、正解だと思います。

これからもゴルフを長く楽しむためには、飛距離アップより、体のケアを大切にしましょうこれからもゴルフを長く楽しむためには、飛距離アップより、体のケアを大切にしましょう 最近、五十肩をやらかしたおかげで、ストレッチはほぼ毎日欠かさずやっています。大したことではないのですが、肩の回転をよくする『コッドマン体操』をやっています。

 これは、ダンベルなどを握って、腕をぶらりと垂らす運動です。ダンベルの重みで肩の筋が伸びるという、簡単な原理の運動です。

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