2017.06.18

宮里藍と歩んだ戦友たちの思い。
「すべてが完璧」と上田桃子は言った

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • スエイシナオヨシ、Getty Images●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi,Getty Images


宮里藍との思い出を語ってくれた諸見里しのぶ
諸見里しのぶ(30歳)
1986年7月16日生まれ、沖縄県出身。今季賞金ランキング110位。
2005年プロテスト合格。ツアー通算9勝。

 藍さんはジュニア時代、プロ時代を含めて、女子ゴルフ界の人気を20年ぐらい引っ張ってきた。それは、想像できないくらい大変なことだったと思うし、そんななかでトップを走り続けなければいけなかった立場を考えると、ほんと「お疲れさまでした」という言葉をかけたいと思います。

 同じ沖縄県出身で、私は小学3年生のときから藍さんを知っていて、本当のお姉さんのように面倒を見てくれました。小学生の頃から物怖じしないというか、大人の人たちの中に入ってもしっかり対応できていて、私はその後ろをついていくという感じでした。

 私は「プロになりたい」と思ってプロになったのではなくて、藍さんのように「プロになる前に優勝したい」「プロになって優勝したい」という思いを抱いて、常に先を目指してやってきたからこそ、今の自分があると思っています。そういう意味では、プロで結果を出せたのも、藍さんのおかげですね。


佐伯三貴(32歳)
1984年9月22日生まれ、広島県出身。今季賞金ランキング35位。
2007年ツアーデビュー。ツアー通算7勝。

(藍ちゃんとは)ジュニアのナショナルチームで一緒でしたけど、当時から今と変わらず、律儀で、すごくいい子でした。今年の、試合の出場の仕方を見ていたら、「あっ、そろそろ(引退)なのかな」とは思いましたけど、まさか今年いっぱいとは思っていなかったので、寂しい気持ちが大きいですね。

 モチベーションの高め方とか、第一線で居続けることとか、そういうことの難しさは、私なんかと比べると、彼女のほうが格段に感じていることだと思うので、本当に「お疲れさまでした」と言いたいです。思い出と言えば、藍ちゃんが米ツアーで初優勝したエビアンマスターズ(2009年)に私も出場していたこと。彼女が苦労して得た優勝の試合に、私も立ち合えて祝福できたことが喜びです。