原江里菜、渡邉彩香、香妻琴乃ほか12名が語る「私にとっての宮里藍」 (4ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • スエイシナオヨシ、Getty Images●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi,Getty Images



宮里藍とラウンドした際のことを振り返る青木瀬令奈宮里藍とラウンドした際のことを振り返る青木瀬令奈青木瀬令奈(24歳)
1993年2月8日生まれ、群馬県出身。今季賞金ランキング16位。
2011年プロテスト合格。ツアー通算1勝。

 昨年のTOTOジャパンクラシックのとき、藍さんとリディア・コー(20歳/ニュージーランド)選手と一緒に回りました。世界ランキング1位となったふたりと回って、周りに対する配慮の大切さを感じました。

 例えば、ミスショットをしたときって、日本の選手は普通(ミスした選手に)声をかけないじゃないですか。でも、ふたりは私がミスをしても「OK!(大丈夫)」とか声をかけて励ましてくれ、ナイスショットしたときには「FINE!」とか言って、気持ちを高めてくれました。

 特に藍さんは、みんなが気分よくラウンドできるよう、気配りができるんですよね。そのとき、「ああ、やっぱり世界で一番になるような人は、周りが見えて(気持ちに)余裕があるんだな」って思いました。それ以来、私もできる限り、周りに対する配慮のようなことを心がけるようにしています。


川岸史果(23歳)
1994年10月13日生まれ、神奈川県出身。今季賞金ランキング8位。
2015年ツアーデビュー。ツアー未勝利。

 私がアマチュアのとき、初めて出場したプロの試合で(宮里藍選手と)一緒の組だったんですけど、私が16位だったので「すごいね!」って言ってもらったんですよね。そのときのことはよく覚えています。

(宮里藍選手は)私たちの世代が、ゴルフを始めるきっかけとなる人物であることは間違いないです。女子ゴルフ界を開拓してくださった方ですし、若くしてアメリカツアーにも行って活躍したじゃないですか。ああいうふうになりたいと思いますけど、私なんかが比較しちゃいけない存在ですよね。

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