ツアー予選落ち続きでも、石川遼は「これからが勝負」と前向きなわけ (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 そうして、8月のレギュラーシーズン最終戦、ウィンダム選手権(8月17日~20日/ノースカロライナ州)終了時、今季のフェデックスカップ・ポイントで125位までに入ることができれば、プレーオフ第1戦に出場できるし、来季シード権も得ることができる。

 それこそ、石川が最大の目標として戦っているものだ。

 もしも125位以内に入れなかったら、そのときは再びウェブ・ドット・コムツアーのファイナルズ4戦に出場。そこから、来季のシード権獲得を目指すことになる。

 プレーそのものは、課題だったドライバーショットに明るい兆しが見えて、「久しぶりに自分の打ちたいところに打てるようになった」と、石川自身の表情は明るい。

 ここまでの今季スタッツは、フェアウェーキープ率が50.82%(199位)、パーオン率は62.88パーセント(171位)。平均パット数が28.80(65位)と、それほど悪くないことを考えれば、ショットの不振が今の成績につながっていることは明らかだ。とりわけ、今なお石川の攻めのゴルフの根幹となっているドライバーショットの復調は急務だが、それが上向きならば、今後に向けて希望が見えてくる。

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