圧巻の4カ月連続メジャー開催なるか。
PGAツアーの改革が進行中

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

「これは、PGAツアーがマーケットとして、とても価値があるものという証明。ウッズは素晴らしい選手だが、彼が出場しなくても、それを上回る若い選手たちが十分に育っているということだ」とモナハン会長。PGAツアーの未来にも大いなる自信を見せた。

 まだ、詳細は公表されていないものの、「ボーナスも含めて、新しい契約はもっと大きな金額になる」(モナハン会長)という。選手にとっても喜ばしいことで、ツアーへの意気込みも一層増すのではないだろうか。

 ちなみに、今季のポイントレースは現在、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(32歳/アメリカ)がトップに立っている。序盤戦で首位を走っていた松山英樹(25歳)はジョンソンに次ぐ2位につけ、王者獲得のチャンスは十分にある。

 一方、ツアースケジュールの見直しも、大きな議題となっている。

 現在は9月末まで行なわれているプレーオフだが、これを8月末から9月上旬、すなわちアメリカの祝日であるレイバーデーウィークエンド(※夏休みの区切りとなる日。9月の第1月曜日)までに終了させる、ということが検討されているのだ。

 そもそもプレーオフが始まったのは、9月に入るとNFL(アメリカンフットボール)が開幕し、MLB(メジャーリーグ)がクライマックスを迎え、ゴルフの視聴率がガクと落ちるため、それを防ぐ対抗策でもあった。その効果はゼロではなかったと思われるが、新たな日程改正案では、その時期に注目度が増す他の人気スポーツの影響を完全に避けるものとなる。

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