【木村和久連載】スマホでゴルフ上達。「人の振り見て我が振り直せ」 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(3)さらに『浅いトップ』
 パワーがあるのに「飛ばない」と嘆いている人の多くは、テークバックしたときの、トップの位置が浅い場合が多いです。いろいろと試行錯誤した結果、そうしたスイングにたどり着いたと思いますが、もっと「飛ばしたい」と願っているなら、トップは深めのほうがいいです。そこの部分も、動画を見せてあげれば、瞬時に理解してくれます。

 ただ、アマチュアの場合、トップを深くすればするほど、ボールが当たらなくなりますから、単純に深いトップにして飛ばそうとしてもうまくいきません。体が硬い方もいますし。そういう方は、まずはストレッチから始めて、深いトップが形成できたら、徐々にボールを当てる練習をするしかないでしょうね。

 なお、トップが浅い人は、十分認識している場合も多いです。ですから、動画を撮る前に「トップが浅いの、知っていますよね?」とあらかじめ聞くのがよろしいかと。

 実は、私もトップが浅めです。たまに言われますが、「五十肩になって以降、体が硬くなって回らないのよ」と答えております。

 とにかく、動画機能を使いたいからって、勝手に撮影して相手に見せても、ただの嫌がらせにしかなりません。ラウンド中の会話で、さりげなくウィークポイントの話をして、食いついてきたら、撮ってあげるようにしましょう。

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