【木村和久連載】スマホでゴルフ上達。「人の振り見て我が振り直せ」 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(1)まずは『スタンス』
 これは、多くの人が右を向く、という習性があります。打つとき、ボールを真後ろから見ることはできません。仕方がないので、自分の首をちょっと曲げて、斜めにボールを見ます。ゆえに、誤差が生じるんですね。

 もちろん、私もそうです。私の場合、基本的にはフック系のドライバーショットをするので、最初からやや右を向いて打ちます。そこからフックボールが出て、結果的にはフェアウェー方面にボールが転がる、といったイメージを持っています。当然、ミスもたくさんありますよ。

 問題なのは、右向きのスタンスでボールが右に飛ぶ人です。そういう方には、真後ろからスマホでショットを撮ってあげるといいです。それで、撮った画像を見せて「ほらね、ちゃんと右を向いているでしょ」と。

 すると相手は、「おかしいなぁ~、しっかりスクエアに構えているつもりなんだけど......」と納得のいかない様子で、何度も首を傾げます。

 この場合、勝手に撮影して相手に見せても、不快な思いをさせるだけ。右にばかりボールが飛んでいってOBを出したあととか、そういうタイミングで「実はさぁ~、スタンスなんだけどぉ~」と言って撮影してあげるのが効果的です。

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