【木村和久連載】アマチュアが直面するハンデ取得&維持の厳しさ (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 南総CCでは、競技会に出ようかなってときに当時の親会社の経営危機説が表面化。泣く泣く会員権を売却しました。

 それから程なくして、今度は鶴舞カントリー倶楽部(千葉県)に入会。ハンディキャップが飛躍的に伸びたのは、そこのクラブ競技に出場するようになってからです。

 というのも、競技会に出ていない場合は、スコアカードを6枚とか10枚とか提出してって、それだけでも半年くらいかかるうえ、ハンデもさして上がることはありませんが、競技会に出ると、その1ラウンドだけで一発勝負のランクアップが可能になるからです。

 もちろん、過去の成績を参考にして、月1回のハンディキャップ委員会の審査を受けるのですが、競技会での成績はハンデを上げる効果が抜群にあります。

 ハンディキャップ委員会というのは、相撲の番付編成会議みたいなものですね。例えば、前回の月例で3位入賞、そして今回は2位になったとします。ならば、「ふた場所連続入賞ゆえ、2階級特進でハンデはふたつ上げて"15"へ」といった評価をするところで、やはり競技会での成績はモノを言う感じがしますね。

 ハンディキャップを取得したら、当然みなさんシングル、すなわちハンデ「9」以下を目指すのですが、ハンディキャップとクラブ競技の関係はうまくできていて、そう簡単にはいきません。

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