【木村和久連載】同伴ミニスカ女子をめぐる、オヤジと若者の補完関係 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そんなこんなで、若者を交えたラウンドは、オヤジにとっては「とても楽しく過ごせました!」という1日となります。

 片や、叩いてばかりの若者幹事は、オヤジにイイトコを取られているように見えますが、アフターゴルフ以降は、往々にして若者のほうが有利になります。というのも、オヤジはゴルフをすると、夜7時以降、すぐに眠くなってパワーが半減してしまうからです。

 若者は、アフターゴルフのためにエネルギーを蓄えておいたフシもあって、オヤジが居眠りしている隙に、女の子にちょっかいを出すんですね。かくして"19番ホール"の攻防は、オヤジは睡魔と闘いながら、元気な若者とデッドヒートを展開していくのです。

 最終的に申せば、これは所詮ゴルフサークルでのお遊びですから、何回もチャンスは到来します。そういう意味では、男性陣はさほどガッツクことはありません。

 逆に万が一、"19番ホール"でチップインバーディーを奪ったりしたら、むしろそれからが大変です。次回以降、毎回同じ女性をエスコートすることになって、新たな出会いは激減します。当然、別の女性をエスコートしたりすれば、揉めるのは必至ですし......。

 サークル活動では、そこら辺の兼ね合いをうまく計算して続けていくことが大切ですね。

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