【木村和久連載】スポーツ庁発表のデータに見る、意外なゴルフ人気 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 え~!? こんだけゴルフ人口が減っているのに、最もプレーされている競技性のあるスポーツがゴルフとは......、実に意外です。バブル時代には1200万人いたゴルフ人口は、今や700万人まで減少したと言われていますが、まだ捨てたもんじゃないですね。

 けど、女性のゴルフ体験率は2.1%。たったそれだけ、というのがショックです。男性の5分の1しかいないんですね。どうりでゴルフ場にはオヤジばっかりなんですな。

 男女のゴルフ実践率の平均値をとると、約6%となります。ということは、全人口で言うと、700万人ぐらいなのかな、と。案外、統計は当たっているのかと思います。

 ちなみに、前述したスポーツ以外で多かったのは、男性では、自転車10.3%、水泳6.8%、ボウリング6.6%......、球技系だと、卓球4.8%、テニス4.7%、野球4.3%......。案外がんばっていたのが、先ほど触れた釣りで6.8%。これは、ウケ狙いのネタですね。

 ウケと言えば、女性で人気なのがエアロビクス・ヨガで、12.9%という高い数値を出していました。最近は、ホットヨガと称して、ちょっと暖かい部屋で汗だくになるカップルルームもあってりして。目指すべき落としどころは、これですかね?

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