【木村和久連載】アマチュアに「データゴルフ」はどれだけ必要か? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 これが、アマチュアの場合のパット数です。パターで打った数ではなく、グリーンに乗ってからの打数、それがパット数ということを理解しましょう。

 目標とするのは、ハーフでパット数「20」以下ですね。最初はなかなかできませんが、データを取っておけば、常にその数字を意識して、パッティングの向上に務めます。

 目標を達成するポイントは、1パットで沈めるより、3パットをなるべく減らすことです。

 アマチュアのパットの極意としては、

「入れるより、寄せる」

 だと思います。だって、OKパットがあるので、カップに入れなくてもいいんですから。

 続いて、よくデータ化するのが、フェアウェーキープ率とパーオン率です。

 フェアウェーキープ率は文字どおり、ショートホール以外の第1打でフェアウェーをキープできた割合を測るものです。プロでも、狭いコースなどでは、キープ率5割なんてことがあります。アマチュアは、1割とか、2割がザラです。

 パーオン率も、まさにパーオンした割合。パー3なら1オン、パー4なら2オン以下、パー5なら3オン以下でグリーンをとらえた割合を測るものです。

 アマチュアの場合、カラーに乗った場合も含めないと、恐ろしく低い数字が出てきます。まあ、ハーフで1~2回あれば、十分でしょう。トップアマですら、そんなに多くパーオンはできません。

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