松山英樹にもチャンス。トロフィーなき「世界ランキング1位」の重さ (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 メディアからのリクエストが増して、プレー以外の仕事が増える。そして何より、世界一として戦うということは、大きな"プレッシャー"を強いられることになるのだ。

「この1年近く、世界一でいられたことをとても誇りに思う。これから、僕はまた、世界一を目指すだけだ。ただこれで、もう毎週ランキングを気にする必要はなくなかった」

 今回、世界一の座を奪われたデイ。そう語ったあと、少しホッとした表情を見せたのが印象的だった。

ジェネシス・オープンを制して世界ランキング1位の座に就いたジョンソンジェネシス・オープンを制して世界ランキング1位の座に就いたジョンソン デイに代わって浮上したジョンソンは、延べ20人目の世界一となる。昨年の全米オープンで初めてメジャーを制覇。今季も含めて過去10年間、毎年勝利を挙げている。

「僕はただ、試合に勝つことだけを考えていた。だから、世界一になったことは"ボーナス"。ここ数年は、ずっとランキングトップ10にいたけれども、なかなか1位になれなかった。そして、やっと1位になれた。今なら、僕が世界一だと胸を張って言える」

 ようやくつかんだ王者の座に就いて、ジョンソンは素直に喜びを語った。その後、メディアから「プレッシャーは?」と聞かれると、ジョンソンはこう答えた。

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