やはり今季はレベルが違う。松山英樹が「苦手コース」を次々と克服 (3ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

 サウスコースで行なわれた決勝ラウンド。3日目は、4バーディー、3ボギーの「71」。スコアはひとつ伸ばしたが、順位は24位タイに後退した。前半はアイアンショットが冴えず、後半はティーショットが不安定で左に曲げるシーンが目立った。

「昨日同様、ショットはよくなかった。まあ、その中でよくしのげました。(ショットは)うまく打っているところもあるんですけど、うまく打てない部分が多くて。その分、ピンチが多くなって、どうしても(スコアを)拾えないところが何箇所もあった。その中で、よくバーディーが4つも取れたと思う。それはよかったな、と」

 最終日もショットの調子が戻ることはなかった。3バーディー、3ボギーの「72」。4日間の中では一番苦しいラウンドとなった。

「上のことはあまり意識しないで、少しでもスコアを伸ばせれば、と思っていましたが、自分がコースに出ないとわからない状態だった。練習場でうまくいっても仕方がない。今は試合で曲がるスイングをしているんだと思う。ミスはミスとしてはっきりしているんですが、そのミスが何で起きているのか、わかっていない。パットも......、スタート前に(昨日までと)ちょっと感触が違うな、と思っていたら、実際にコースに出ても思うように打てなかった。結果、8番、9番で(バーディーが)取れなかったのが痛かった。そのストレスがそのまま、あとにつながったのだと思う」

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