【木村和久連載】あなたは大丈夫?「こじらせゴルファー」の憂鬱 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆変則フォームになる
 他人がのたまわく、私はかなり変なスイングなんだそうです。そう言うやつらには、「私とのゴルフに勝ってから言いなさい。あなたは、その変なスイングに負けているでしょ」と言い返します。

 だいたい、ゴルフの上手い人は「キミのスイング変だよ」とは決して言いません。達人は、それだけジェントルマンなのです。

 とはいえ、変なフォームの人はたくさんいます。私が出会った中で、最も変なフォームの人は、パターを打つときに腕をグニャッと曲げて、じゃんけんのおまじないをするような格好をしていました。

 実際、変則打法の取材でゴルフメディアに登場してもらったほどです。本人曰く、さまざまな工夫をしているうちに、そうなったんだとか。そして、「パターがよく入るから、(何を言われようと)気にしていない」と言っていました。

 ゴルフは所詮、上がってなんぼ! です。変なスイング、変なフォームでも、スコアがよければいいんです。大差ないのに、他人のフォームにケチをつけるのは、どうかと思いますよ。

 ただ、変てこなスイングのうえ、さらに下手な人というのは、確かにカッコ悪いかもしれません。そういう人は、もはやゴルフをやめるか、レッスンプロに教わるか、どっちかに決めないと。

3 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る