トランプ次期大統領と密談。タイガー・ウッズの2017年はどうなる? (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

「まだまだ僕は十分に戦える。そう思わなかったら、戻ってこなかった」

 ウッズ自身、そう語って自らのプレーに手応えをつかんでいた。

 そんな"現場復帰"を果たしたウッズに対して、アメリカのゴルフファンが寄せる期待はすこぶる大きい。なかでも、いち早く反応したのが、ラスベガスのスポーツブックメーカーだ。

 2017年の「マスターズ優勝予想」を早々に発表。ウッズのオッズは、復帰前の60/1から20/1へと急上昇した。これは、2012年、2014年大会の覇者バッバ・ワトソン(38歳/アメリカ)、2013年大会の勝者アダム・スコット(36歳/オーストラリア)に並ぶもので、2016年の全英オープンを制したヘンリク・ステンソン(40歳/スウェーデン)の25/1よりも上回っている。それだけで、ウッズへの期待の大きさがわかる。

 気になる2017年の初戦だが、ウッズは現状、2月16日に開幕するジェネシス・オープン(2月16日~19日/カリフォルニア州、リビエラCC)への出場は正式に表明している。これは、本年度からタイガー・ウッズファウンデーションが同大会を運営することになったからでもあるが、開催されるリビエラCCは1992年にアマチュアだったウッズが初めてPGAツアーに出場したコース、ということもあるのではないか。

 ただ、ウッズはいまだ同コースでの勝利はなく、「不得意コースのひとつ」と言われている。11年ぶりに同コースで行なわれる試合に出場するウッズが、今回はどんなプレーを見せてくれるのか、興味深いところだ。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る