松山英樹、石川遼、岩田寛、2017米ツアー、気になる3人の動向は? (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 また、米ツアー本格参戦となった昨季、フェデックスカップ・ランキング146位に終わってシード権を失った岩田は、今季"コンディショナル"といった条件付きのツアー参戦となった。上位選手が欠場して順番が回ってくる試合に出場し、その限られた試合の中で、125位以内のフルシード権獲得を目指すことになる。

 石川と同様、岩田も今季はここまで3試合に出場。自身、今季初戦となるサンダーソンファームズ選手権(10月27日~30日/ミシシッピ州)では、優勝争いに絡んで5位タイでフィニッシュした。その結果、現在のフェデックスカップ・ランキングは67位。今後も出場できる試合では、それなりの成績を残して、そのランキングをキープしていきたいところだ。

 次戦の候補は、1月のキャリアビルダー・チャレンジ、ファーマーズ・インシュランス・オープン、2月のAT&Tペブルビーチプロアマ(2月9日~12日/カリフォルニア州)が有力。岩田にとって、アマチュアと組むプロアマ戦は「逆に緊張しないで楽にできる」と、相性がいいそうだ。その点、キャリアビルダー・チャレンジがプロアマなのは好都合。加えて、ペブルビーチは昨季優勝争いを演じている絶好の舞台となる。そこで好結果を出して、シード復活へさらに弾みをつけたい。

 オフシーズンが短いのは、選手にとっては大変だろう。しかし、いつでも戦いが見られるのは、ファンにとっては大歓迎。2017年、日本勢3人が奮闘し、彼らが明るい笑顔を見せてくれることを期待したい。           

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