タイガー・ウッズ、ついに復帰。
プレー内容に金メダリストも太鼓判

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 ウッズは今回、早々に現地入りすると、日曜日にはドライビングレンジで2時間以上もボールを打ち込んだ。その後、会見にも臨んで、「みんな、ボクが死んだと思っているかもしれないけど、こうやって生きているよ」と、ジョークを飛ばすなどして、元気な姿をメディアの前で披露した。

 気になったのは、ウッズの使用クラブとボールである。ウッズとともに歩んできたナイキ社がエクイップメント(ゴルフ用具)事業から撤退することとなり、ウッズも用具の変更を余儀なくされているからだ。

 ウッズが手にしていたのは、ドライバーがテーラーメイドで、ボールは日本のブリヂストン製のものだった。用具の契約等は不明だが、ブリヂストン社によると、ボールについてはウッズとの契約はなく、ウッズからリクエストがあって複数のボールを送ったところ、それをそのまま彼が使用することになったという。

 月曜日にはプロアマ戦に臨んだ。風速15m以上の強風が吹く中、ジャスティン・ローズと、ニューヨーク・ヤンキースで活躍した元メジャーリーガーのデレク・ジーター、同じくティノ・マルティネスと一緒に9ホールをプレーした。

「この風の中でも、タイガーのショットは素晴らしかった。復帰戦は大いに期待できる」

 そう語ったのは、同じ組で回ったローズ。リオ五輪金メダリストのお墨付きによって、本選でのプレーにも期待が膨らんだ。

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