ゴルフ界はトランプ氏を歓迎か。ゴルフと米国大統領の密接な関係 (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 そのウォーカー氏の娘婿で、"パパ・ブッシュ"の父プレスコット・ブッシュ氏も、1935年にUSGAの会長に就任。ブッシュ大統領につながる一族は、まさに"ゴルフ一家"である。

"パパ・ブッシュ"も、もちろんゴルフ好きで、「最もプレーが速い大統領」と言われていた。また、地元テキサス州で開催されるゴルフ大会には大きな力を注いできた。そうしたゴルフへの絶大な貢献によって、2009年には世界ゴルフ殿堂入りを果たしている。

 その息子、第43代大統領のジョージ・W・ブッシュ氏も、ゴルフ愛好家。その腕前は、ハンデキャップ「10」と言われている。それでも、大統領在任期間中、アフガニスタンやイラクなどで米兵が戦っている間は、「ゴルフをするわけにはいかない」と明言し、プレーを封印していたエピソードを持つ。

「アメリカ大統領とゴルフ」というテーマにおいて、最も忘れてはいけない存在は、第34代大統領のドワイト・アイゼンハワー氏だ。

 ホワイトハウスで目が覚めたら、まずは8番アイアンで体をほぐした、という逸話があるほどのゴルフ好き。しかも、1953年~1961年まで8年間の大統領在任期間中、そのラウンド数はなんと800回を数えるという。要するに、大統領の激務の間を縫って、年間100ラウンドをこなしていたというのだから驚きだ。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る