デービス・ラブIIIが殿堂入りも、
タイガー・ウッズの選出は遠のく

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 ウッズのこれまでの実績からすれば、殿堂入りは間違いないが、このまま現役を続ければ10年先の話になる。もしツアー競技から退いたとしても、あと5年は待たなければいけない。そうした状況の中、ミケルソンはこう語る。

「殿堂入りできたことは、とても名誉なこと。でも、ゴルフはスポーツの中でも極めてキャリアが長いスポーツだから、生涯の記録を評価するためにも、対象年齢が50歳に引き上げられたことは賛成だ。ボクのキャリアだって、まだまだ進行中なんだから」

 実際、ミケルソンは殿堂入り後、2013年の全英オープンでメジャータイトルを獲得。40代での受賞は確かに早かったように感じられる。ウッズにしても「まだまだ勝ちたい。ジャック(・ニクラウス)の記録、メジャー18勝を破りたい」というのだから、殿堂入りはずっと先の話でいいかもしれない。

 何はともあれ、今はラブIIIら殿堂入りした5名を大いに祝福したい。


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