デービス・ラブIIIが殿堂入りも、タイガー・ウッズの選出は遠のく (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 世界26の組織で構成されている『世界ゴルフ殿堂』。以前、世界にいくつかあった殿堂も、1996年に創設されたこの組織に集約された。PGA・オブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)が主催していた殿堂も同様で、パインハーストにあった殿堂の品々は、1998年5月にオープンしたアメリカ・フロリダ州セントオーガスティンの『世界ゴルフヴィレッジ』にすべて移設。同ミュージアムに、これまで殿堂入りした選手のクラブや思い出の品などが飾られている。

 殿堂入りについては、1996年から毎年選出されてきたが、2013年以降は2年に1度に変更された。偶数年に選出された面々が発表され、奇数年にその授与式が行なわれる。

 今回殿堂入りを果たしたのは、5名。ラブIIIの他、男子プロは元世界ランキング1位で1991年のマスターズを制したイアン・ウーズナム(58歳/イギリス)、女子プロからはメジャー4勝のメグ・マローン(53歳/アメリカ)と、2006年から3年連続賞金女王に輝いたロレーナ・オチョア(34歳/メキシコ)が、そしてロンドンサンデータイムズの元記者で、ゴルフ中継のアナウンサーとして活躍した故ヘンリー・ロングハースト(イギリス)が選出された。授与式は来年9月、プレジデンツカップの開催週にニューヨーク州で行なわれる。

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