突然の復帰延期。タイガー・ウッズはこのまま引退してしまうのか (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 そうした声に反応してか、以降はウッズの完全復活を願う声が日に日に大きくなっていった。セーフウェイ・オープンのホストを務めるテレビ解説者のジョニー・ミラーは、自身もパッティングイップスに陥った結果、ツアーから引退した経験を持つが、ウッズの復帰を待望し、エールを送った。

「ウッズには、このままツアーから去ってほしくない。もし体の状態が悪くないのなら、あとはメンタルな部分だけだと思う。今の状態で終わることなく、『子どもたちの前で勝つ』。そう思って、プレーを続けてほしい」

 ウッズのゴルフの状態を知るのは、彼のみである。もちろん、試合で戦えるか否かを決められるのも、彼自身だけだ。

"もろくて壊れやすい"=不安定な状態な分、復調を見極めるのは難しいかもしれないが、ウッズはHP上で「必ずツアーに復帰する。諦めない」と記していた。そこには、どんな醜態を見せても必ず復帰するんだ、というウッズの強い意志を感じる。

 彼が次にツアー復帰を目指す大会は、自身がホスト役を務めるヒーロー・ワールドチャレンジ(12月1日~4日/バハマ・アルバニー・チャンピオンシップC)。今回の欠場が功を奏するのか、ウッズの動向から目が離せない。

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